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採血検査の血糖(空腹・随時・2時間値など)、HbA1c(グリコヘモグロビン)、GA(グリコアル
ブミン)です。それに加えて、採尿検査の尿糖などでみることができます。
※ HbA1cは採血時から過去1〜2ヶ月の平均血糖値を反映する指標で、糖尿病の診断に
用いられます。 |
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採血検査項目 |
糖尿病型 |
健診ナビゲーターでの評価 |
空腹時血糖
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126mg/dl以上 |
※ 70mg/dl未満 低値のため詳しい検査をお勧
めします
※ 70〜99mg/dl 問題なし
※ 100〜109mg/dl 予備群となる可能性あり
※ 110mg/dl以上 予備群の疑いあり
※ 126mg/dl以上 糖尿病の疑いあり |
随時血糖
(空腹時以外
の時の血糖
値)
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200mg/dl以上 |
※ 70mg/dl未満 低値のため詳しい検査をお
勧めします
※ 70〜139mg/dl 問題なし
※ 140〜199mg/dl 予備群の疑いあり
※ 200mg/dl以上 糖尿病の疑いあり |
HbA1c
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6.1%以上
【国際標準値6.5%以
上】 |
※ 5.1% 以下 問題なし
※ 5.2〜5.4% 予備群となる可能性あり
※ 5.5〜6.0% 予備群の疑いあり
※ 6.1% 以上 糖尿病の疑いあり |
※ HbA1c(国際標準値)(%)は現行のHbA1c(JDS値)(%)に0.4%を加えた値となります。
今後、平成24年度くらいに日本でも国際基準に切りかわる予定となっています。 |
★評価は、血糖とHbA1cの組み合わせにより変わってきます。 |
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糖尿病の診断は、上記の他に次のようにして判断されます。 |
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糖尿病型:血糖値(空腹時≧126mg/dl、経口ブドウ糖負荷試験≧200mg/dl、随時≧200mg/
dlのいずれか)
HbA1c≧6.1%[HbA1c(国際基準値)≧6.5%] |
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糖尿病や糖尿病の疑いとなった場合はもちろんですが、予備群の疑いも糖代謝異常があると考え
られますので、定期的な採血でしっかり経過をみていくことが必要です。 |
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血糖が高くなると、腎臓で糖を再吸収しきれなくなり、糖が漏れ出して尿に混じるようになります。
これが尿糖です。
腎臓の病気がない場合は、血糖値が170〜180mg/dlを超えると、腎臓での糖の再吸収ができな
くなるので、尿に糖が染み出してきます。尿糖がでているということは、血糖が高い状態にあった
可能性が高いので、特に(+)以上の場合は、糖尿病の詳しい検査を受けることをお勧めします。 |
ウロペーパーV 栄研科学 |
尿糖 |
尿中 ブドウ糖 |
± |
50mg/dl |
+ |
100mg/dl |
2+ |
250mg/dl |
3+ |
500mg/dl |
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2009年3月より、献血の検査項目に(GA)グリコアルブミンという血糖状態の評価に使える検査
項目が追加されました。
グリコアルブミンは、糖尿病の診断基準としては使われておりませんが、過去1〜2週間の平均血
糖値を表しており、直前の飲食に影響ないことから献血時の検査項目にも追加されておりますの
で、健康管理に役立て下さい。 |
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グリコアルブミン値による糖代謝の判定
グリコアルブミン値(%) |
判定 |
15.6 未満 |
標準 |
15.6以上16.5未満 |
正常高値 |
16.5以上18.3未満 |
境界域 |
18.3以上 |
糖尿病域 |
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健診ナビゲーター(暫定版) |
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検査結果の見方 |
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