胸部レントゲン


<検査の概要>

体にX線を透過させ画像として表示する検査です。

肺などX線が通りやすい場所は黒く写り、骨などの通りにくい場所は白く写ります。簡単な検査ですが

多くの情報が得られます。

<検査の目的>

結核やがんなどの発見が主な目的です。

結核は近年めずらしい病気とも思われていますが、現在でも5000人に一人発症しています

(厚生労働省2009年発表資料)、他の先進国に比べると数倍の高さです。

<検査の方法>

胸を機械にくっつけて腕を内側にひねります(肩の骨が肺に重ならない効果があります)。

その後息を吸って止めてくださいの言葉がかかりますのでその通りにお願いします。
 





   

   
<検査の時の注意>

妊娠中または妊娠している可能性のある方は、必ず検査前にお申し出ください。

ネックレスやボタンなど、金属やプラスチック類、湿布などは、はずしてください。


<Q&A>
 
Q:この前病院でレントゲン写真をとりましたが、また放射線を浴びても大丈夫?

A:一般的に人体に悪影響のある放射線の量は一年間で250mSv以上で年間許容量は50mSvです。

当センターの胸部写真は0.03mSv程度なのでそれほど神経質にならなくても大丈夫です。

実際、2.4mSv程度はなにもしなくても自然に浴びていると言われています。


Q:妊娠に気づかないでレントゲン写真をとりましたが大丈夫ですか?
                                      
A:妊娠初期にレントゲン検査を受けた場合、胎児に奇形や異常を起こすレントゲン線量は

50〜100mSv以上といわれています。胸部レントゲン撮影による子宮内胎児の被曝量は0.1mSv以下ですので、

心配はありません。


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