■ ご挨拶 (Greeting) |
釧路市医師会健診センターは釧路市医師会が運営する健診施設 で、平成6年から企業と地域自治体の定期健診や人間ドックの 他、種々のオプション検査を行っています。 近年、ライフスタイルの欧米化に伴い、肥満、脂質異常症(高 脂血症)、糖尿病、高血圧などの生活習慣病が増加し、その結果 として虚血性心疾患(心筋梗塞・狭心症など)、脳血管疾患(脳 梗塞・脳出血など)、閉塞性動脈硬化症などの動脈硬化を基盤と する疾患が増加しています。 何かと話題の「メタボリックシンドローム」の考え方も、重大 な死因と直結する動脈硬化性疾患(心血管系疾患)の予防のため に出てきたものです。 |
釧路市医師会健診センター
所長 伊藤彰規 |
平成20年4月、国家プロジェクトとして40〜74歳が主たる対象となるメタボリックシンドロームの概念を導入した「特定健診・特定保健指導」がスタートしました。
健診と生活改善指導(過栄養や運動不足などの改善)に重点を置いて、生活習慣病の発病予防と慢性化を防ぐことが目標です。
がんもまた生活習慣病であり、健診で早期に発見すれば現代の医療技術の進歩で根治が期待できます。
21世紀の医療は「治療」と「予防」が両輪であり、予防医学として健康診断は今まで以上に重要な役割を担っています。
健康診断は特に自覚症状がない人が定期的に検査を受けることで、自分の健康状態を知り、生活習慣病の予防や隠れた病気の早期発見に役立てることを目的としています。
わずかな異常は、日常生活で注意しないと病気になりやすいという注意信号の場合もあります。
自分の健康は自分で守るという意識を持って、1年に一度は、健康診断を受けて健康状態を確認することが望まれます。
当センターでは地域医師会員の医療機関と連携し、健診と保健指導を通して皆様の健康の保持と増進に貢献できるよう努めてまいります。